こんにちは!
皆さん、内定者フォローはどのように行っていますか?内定者同士や社員との食事会が多いでしょうか?
しかし!私には聞こえますよ・・・!!人事の方のこんな嘆きが。
- 『食事会はお金が結構かかるしなぁ・・・』
- 『スケジュール調整も難しいし・・・』
- 『入社前に社会人としての知識をインプットしておいてくれたら楽なんだけど・・・』
- 『課題なんて渡したら嫌がられるだろうな・・・』
新入社員から一言はっきり申し上げましょう!
入社前に課題を出されるのは嫌です!!
>>>とても嫌です!!(笑)<<<
じゃあどうすればいいんだ!!と叫んだあなたに答えをお教えしましょう。それは、本です。はぁ!?もしかして読書感想文?課題じゃないか!と思いましたね?感想文なんて書かせません。内定者フォローどころか、内定者の負担になったら元も子もありませんもの。
本を「プレゼント」するんです!!
もし、あなたが「でも、どんな本をあげたらいいのか分からない…」「そもそも、大学生に本なんてあげて喜ぶの?」と思ったとしても心配はご無用です。
この記事では、「人事が内定者にプレゼントするべき本」や「内定者から感激される本のプレゼント方法」まで詳しくお伝えしていきます。
この記事を読むだけで、あなたの内定フォローを考える手間はゼロ!しかも内定者達に喜ばれながら、「社会人としての基礎は出来ている!」と現場の社員からも感謝されます。
人事が内定者にプレゼントするべき本5選
『本なんて何をあげていいか分からない』『吟味している時間なんてない。』そんな忙しいあなたに、「これだけ押さえておけば大丈夫!」というとっておきの5冊をお教えします。
入社1年目の教科書【岩瀬大輔】
これは定番ですね!新入社員が仕事を進める上で大切な「仕事の3つの原則」と具体的な50の行動指針が書かれています。
3つの原則とは下記のことです。
- 仕事の原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」
- 仕事の原則2「50点で構わないから早く出せ」
- 仕事の原則3「つまらない仕事はない」
例えば仕事の原則2「50点で構わないから早く出せ」を例に、この本がいかに新入社員に重要かご説明します。
社会人のあなたからすると、なにか仕事をする上で分からないことが出てきたら成果物が未完成でも上司に聞きに行きますよね?しかし、「50点でも良いから早く出せ」というのは学生からすると衝撃です。それは今まで小学校から大学まで、「完成してから出せ」が常識だったからです。学生と社会人の常識の違いなんて1から教えるかと思うとぞっとします・・・(笑)
そんな面倒で時間のかかる内定者の意識改革が、これ1冊でできる!人事、教育係の社員にとっては救世主的1冊です。
働く君に伝えたい「お金」の教養【出口治明】
最初にお詫びします。これは会社の業務にも、社会人としてのマインド作りにもあまり関係ない本です。
しかし、学校では教えてくれない投資、保険、貯金のことがとても分かりやすく綴られています。つまり、内定者の人生にとって、とても役に立つ本です。
あなたからこの本を受け取った内定者は、「この会社は、きちんと自分の人生のことを気にかけてくれている」と思うでしょう。あなたのイメージも、会社のイメージアップも間違いなしです!ちなみに、この本は20代が読むことを想定していますが何歳になっても役立つ内容です。今の若い人が、どんな金銭感覚を持っているかを理解することも出来ますので、人事の方にもおすすめです。
あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール【浜口直太】
目次だけでも、内容はタイトル通り「あたりまえ」なことばかりですが全部出来ている人は、ほとんどいないでしょう。何回も読み直して、出来ているか振り返るあたりまえを改めて確認出来る良作です。
気になる項目だけ読むこともでき、とても完読のハードルが低いので入社前に渡すものとしてはちょうどよいのではないかと思います。
28歳からのリアル【人生戦略会議】
タイトルから考えて、ライトな感じのするこちらの本。20代前半の内定者にはまだ早いのでは!?という声が聞こえますが、彼らの「将来設計」に役立つ本です。
内定者は22歳前後の若者です。なんとなく『こんな風な人生を送りたいな~』『いつかは結婚もするんだろう』というざっくりとしたイメージはあれど、親の介護やローン、子育てなど人生のステージそれぞれで起こる出来事や得られる収入やかかってくる費用など具体的な想像と計画は皆無でしょう。
では、あなたは考えていますか?子供が出来たら?保険は?親の老後は?綿密な計画は練っていないのでしょうか?そしてそれは、具体的なデータを知らないからではないですか?
この本には28歳から起こりうる出来事について様々なデータが示されているため、具体的な将来設計が可能になります。もしあなたが大学生の時、このような本があったなら欲しかったと思いませんか?欲しかっただろうと思ったなら、今の大学生にプレゼントしてあげましょう。
7つの習慣【スティーブン・R・コヴィー】
最後の最後でド定番ですが、「新社会人に贈りたい本 第1位」にも選ばれた名作です。
自己啓発本のひとつと思われるかもしれませんが、他の自己啓発本と違うのは、コミュニケーションスキルやプラス思考といった類の内容ではないことです。他の啓発本が個人に焦点をあてたものであるのに対し、『7つの習慣』は他人を巻き込んで幸せになり、それを継続させるための方法が書いてあります。
あなたが採用した内定者は、他の就活生と比べて個人的な成長にとても意欲的なのでしょう。しかし「先輩社員を巻き込んで成功を収めたい」という意識を持ってくれたなら、内定者自身にも社員にも良い影響を及ぼすと思いませんか?あなたはこの本を手渡すだけで両者にメリットを生み出すことが出来るのです。
本を自分で選ぶ場合の「これだけは厳守!」
本を選ぶ上で大事なポイントは以下の通りです。
- 課題にしないこと
- お堅い本にしないこと
「お堅い本にしない」というのは「読まれない」壁を防ぐ為です。課題にしないことで、読む強制力がなくなります。中身は真面目で良いんです。タイトル、パッケージだけでも「読みやすそう」と思わせられるものを選びましょう。間違っても、一色の表紙に「日本経済史」なんて本はだめですよ(笑)
あなたが内定者や社員から感謝される2つのプレゼント方法
どんな本をプレゼントすれば良いかは、お分かり頂けたと思います。今のあなたの気持ちはこうです。
そもそも大学生に本なんてあげて喜ぶの?
確かに、プレゼントといっても本です。Amazonギフト券の方が嬉しい、という内定者もいるでしょう。しかしあなたは、懇親会よりも安く、なんならほぼお金を掛けず、内定者と社員の仲を縮めたい、そしてあわよくば、内定者には入社時にさらなる成長を遂げていてほしいと思っています。
これからご紹介する2つを実践すればあなたが内定者や社員から感謝されること間違いなしです。
1.手書きのメモを添える
それだけ!?と思いましたか?それだけです。
メモを書くのは社長でも、人事担当でも、内定者が配属される予定のチームの社員でも構いません。
内定者の心理としては、以下のような心理状況です。
- 先輩社員と馴染めるか不安
- 他の会社と迷っている
- この会社で本当にいいかどうか悩んでいる
人事として内定者に伝えないといけないことはひとつ!「あなたの事を気にかけているよ。」です。メモの内容は、入社して早く一緒に働きたい、でも選考中こういうところが素晴らしかったよ、でも構いません。内定者が「自分のことを考えてくれている」と感じれば勝ちです。
お酒の入った度重なる懇親会より、たった1枚の本気の手書きメッセージの方が距離が縮まると思いませんか?本の表紙裏に貼り付けるでもよし、しおりでもよし。大切なのはそれぞれ違う(パーソナルな)メッセージを手書きで書くということです。
2.贈るときは郵送
プレゼントは手渡しでしょ!派の人、すみません(笑)
郵送のメリットは以下の通りです。
- サプライズ感が高まる
- 遠方の内定者にも同じ条件で贈れる
- 内定者が来社する手間が省ける
そして内容が「本」ということがポイントです。
想像してみてください。あなたが仕事から帰ってきてポストを確認したらなにやら分厚い荷物が届いています。何か気になって、靴を脱いだらすぐに開けませんか?
このワクワク感が大事です。普通にポンッと本を渡されるより、感動が大きいのです。小さな違いですが、あなたの遊び心は内定者に「粋な人事の人」という印象と感動を残すでしょう。手書きのメッセージを書いて、本を郵送する。たったこれだけで、数回の懇親会よりもがっちり内定者の心を掴めるでしょう。
あなたは、内定フォローに頭を悩ませることなく、内定者達に『自分達のことを考えてくれる人』『粋な人』と喜ばれ、現場の社員からは『人事のおかげで社会人としての基礎が出来ている!』『内定者との距離が縮まった』と感謝されます。
魔法のような方法を、是非試してみてください。