あなたは普段、人事関連の情報をどのように集めていますか?
人事周りの情報はトレンドがある上そのサイクルがとても変わりやすく、自分だけで集めるのは限界があります。
そんな時オススメしたいのが「人事交流会」です。
今回の記事ではそんな人事交流会とは?というところから参加するメリットや「競合にヒントを与えることにならないの?」という疑問解決までしていきたいと思います。
人事交流会とは・・・?
人事交流会とは、情報収集のために他社の人事と交流をするものです。
規模は1万人弱のものから30人と小規模なものまで多岐に渡ります。
人材業界の会社が主催しているものもあれば、サイバーエージェントや株式会社おかんのように業界外の企業が中心となっているものも。エンジニアを採用したい人事だけが集まるコミュニティなども存在します。
形態は、セミナーや食事を行う対面の形とSNSグループで情報発信をし合う非対面の形があります。金額も様々です。
最初は、非会員制で無料のものから試してみるのが良いでしょう。
人事交流会のメリット
全く違った視点が得られる
採用には会社のカラーが表れると言っても過言ではありません。その為、同じ規模、同じ職種でもそれぞれ採用方法は異なるでしょう。自社に似た会社から話を聞くと参考にすることができます。
また人事経験の浅い人ならば、「人事に精通した人からの話を聞ける」という意味で自分とは違った視点での知識が得られます。
今まで自社の採用について社外の人に意見を聞くとしても、求人媒体の営業の方やエージェントだったはずです。
同じ人事という立場から意見交換をするのも面白いですよ。
情報収集の効率が良い
あなたが今読んでくださっているようにネットからたくさんの人事情報が得られる時代です。
例えば「今年の新卒採用のために学生の傾向が知りたい」とあなたが思っていたとします。これに関する記事やニュースを片っ端からひとりで集めるのは相当な労力と時間が必要です。
しかし交流会で聞いてみるとどうでしょう?
それぞれの人が調べた情報を一気に共有することが出来るので、自分で情報収集するよりも抜け漏れがなく、短時間で情報を得ることが出来ます。
情報は生ものです。人事関連のトレンドはすぐに変わりますのでスピードも重要になってきます。
数時間PCと向き合うより、一度人事交流会に参加してみてはいかがでしょうか。
具体的でリアルな相談が出来る
同じ人事同士で話せる最大のメリットは、細かな内容まで相談できることです。
例えば、
「同じ採用手法を使っているけどこんなところが上手くいっていない。」
「このサービスを導入しようと検討しているが実際使ってみてどうなの?」
というように経験を基にしたリアルな意見交換ができます。
これは求人媒体の営業の方やエージェントからは聞き出せない情報で、交流会に参加してこそ得られるメリットの一つです。
採用競合にヒントを与える可能性は・・・!?
では交流会に参加して自社と規模も業界も似ている企業の人と出会った場合、情報交換が採用競合へのヒントとなって損を被らないかというお話です。
結論から申し上げますと競合性は生まれません。
なぜなら採用は会社の経営やビジネスモデル、社員に深く影響を受けることだからです。同じ経営方針で、同じビジネスモデルで社員のタイプがそっくりそのままという会社はまず存在しないでしょう。
優秀な人に入社してもらうのは重要なポイントで、「その部分で他社と競合になりうる」と考えておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、もっとも大切なことは「自社に合った人材がどうか」です。どれだけ優秀でも、お互いにマッチしていると思えなければ結局会社を去ることになるのです。
どちらが優秀な人材を採るかの競争ではなく
- 優秀で会社に合う人を採るために他社はどんな採用方法をしているのか
- より自社に合う人を採用するには他社とどんな差別化を行えばよいのか
という視点で考えれば交流会では採用競合になりそうな会社とも上手く関われるでしょう。
このように人事が集まるコミュニティに参加することはメリットがたくさんあります。
人事のトレンドに乗り遅れないように是非あなたも参加してみてください。