採用の教科書

【学生の本音・やり方】会社説明会で本当に知りたいことを現役学生が教えます

【学生の本音・やり方】会社説明会で本当に知りたいことを現役学生が教えます

あなたは自社の会社説明会をする際にどのような内容を企画しておこなっているでしょうか。

せっかく考えて企画した内容なのに、「来てくれた学生はあまり興味がなさそうに見える。」「その後の選考に応募してくれない。」などの悩みはありませんか?

今回はそのような悩みを抱えている採用担当者の方に向け、当サイトの運営会社であるウィンキューブホールディングス内定者で、現役大学4年生である私、伊藤が、会社説明会で学生が本当に知りたいことを解説します。

また、合わせてどのような内容を企画すればいいかも合わせてお伝えします。つい数ヶ月前まで就活をしていた学生の貴重な意見をぜひお聞きください。

会社説明会で学生が本当に知りたいこと

手を挙げる人

では早速、会社説明会で学生が本当に知りたいことをお伝えしていきます。

会社説明会で会社説明はするな

とても派手な見出しから始まりますが、まずお伝えしたいのは、”会社説明会で会社説明をしてはいけない”という事です。

「いやいや、会社説明会なんだから会社の説明しないとなんの会社か分からないでしょ。」

その気持ちも分かります。しかし、学生は会社説明会に参加する際に会社のことを全く調べていないとお考えですか?

そもそも、学生だって就活の際に全く興味のない会社の説明会に足を運ぶほど暇ではありません。また、興味が無い会社は○○ナビなどで検索していても全く視界に入りません。

つまり、あなたの会社を見つけて説明会に参加している時点で、何をしている会社なのかという簡単な情報くらいはおさえています。もっと言うと、会社説明会の前日くらいにはその会社のホームページなどを参考に、色々と情報収集をしています。

もうお分かりでしょうか。

学生はネットで簡単に得られる情報は求めていないのです。

私も実際に体験したことがありますが、会社説明会で自社のホームページに載っている内容を説明されるとガッカリします。わざわざ交通費を払って会社に行ったのに、ネットで得られる情報程度しか聞けなかったからです。

会社説明会では、ネットに載っている以上の情報を伝えましょう。とはいえ、ネット全ての情報をおさえることは難しいので、少なくとも自社のホームぺージに載っている内容だけを言うのではなく、そこに付加価値となる情報を加えて説明をしてください。

会社説明会でしか得られない情報を学生は求めている

まず、会社説明会ではネットに載っていない情報を伝えるべきだという話をしましたが、学生が本当に知りたいこととはなんでしょうか。

それは社内の空気感、社風、社員の表情、実際の仕事内容などです。

これらはホームページで伝えるだけでは限界がありますので、会社説明会で伝える必要があります。私が就活をしている際も、実際の仕事内容やどんな雰囲気の会社、社員がいるのかはかなり重要視していました。

ただの会社説明ではなく、これらの生きた情報を生の声で伝えることに会社説明会の価値があります。学生はそれらを求めているのです。

会社説明会のやり方、学生に向けてやるべきこと

説明会風の風景

ここまでで、会社説明会で学生が本当に知りたいことは理解していただけたと思います。

ここからは具体的な会社説明会の企画内容についてお話していきます。これは私が実際に会社説明会に行って、良かったと感じた内容を参考にしています。

1.具体的な仕事内容を伝える

まずは、仕事内容を具体的に伝えます。具体的な仕事内容というのは、職種だけではなく現場の社員がどのような1日を過ごしているかなどです。

例えば営業と一口に言っても、どのような営業方法なのか、どんな工夫をして売り込んでいるのかなど、学生は実際に自分が入社した後のことを知りたいと思っています。

ただ職種だけ伝えても学生の企業理解は深まりませんし、印象にも残りません。

2.現場社員との交流時間を作る

せっかく会社に来たのに、人事の方とだけ話をするのはもったいないと思いませんか?

現場社員の時間を使う事にはなってしまいますが、学生と現場社員の交流時間を作ることも重要です。

内容はインタビュー形式、対談形式など様々ありますが、要は現場で何をしているのか。入社したらどのような人材になれるのかなどを学生は見たいと思っています。

人事の方が、「弊社にはこのような社員がいます」というよりも、その社員が実際に説明会で話をする方が、リアルが伝わり魅力的な説明会になるでしょう。

インタビュー形式であれば、その学生が何を知りたいのかも分かり、その学生の特色も見えるかもしれません。

3.社内見学をさせる(雰囲気を伝える)

ある企業に行った際に、説明会用のセミナールームから移動し、実際の職場の見学をさせてくれた企業がありました。「この方たちは、今○○をしています。」といったように仕事の様子を見せてくれたのです。

仕事の様子を見せるだけではなく、社員の表情をみることも出来るのでどんな雰囲気の会社なのかが伝わりやすいです。

その際に、社員の方が挨拶してくれたり、明るく声をかけてくださった時は、良い雰囲気の会社だなと感じました。「うちは風通しが良い会社です」と言うよりよっぽど説得力があります。

オフィスに自信がある会社であれば、綺麗な休憩室などもアピールになるでしょう。

4.社長が直々に登壇する

社長が実際に話をすることは学生にとってかなり強いインパクトがあります。

どのような思いで会社を立ち上げたのか、あるいは今後の会社をどのようにしていきたいかなど、社長の口から出る言葉にはそれなりの重みを感じます。

また、社長の人柄が分かれば、入社後に思った社長と違ったというミスマッチも無くなります。特に社員数が少ない会社であれば有効的でしょう。

まとめ

もしこのような内容で会社説明会をやっても、その後の選考に来てくれないという学生は、そもそも会社の社風に合わないと感じている場合があります。

無理に選考に進んでも、元々合わないと思っているのであれば、結局あとで辞退されてしまうでしょう。そうなるのであれば、自社のことを正しく伝え、学生が合わないと判断したらその段階で辞退してもらうことも重要です。なぜなら、無理に入社してもお互いにメリットは無いからです。

会社説明会の段階から、採用担当と学生がお互いを良く知ることが出来る内容であれば良い採用、また入社後の活躍に繋がることでしょう。

インターンシップに関しても私の実体験を元に、「どんなインターンを計画するべきか」をまとめた記事があります。

学生の本音を聞きたい方はぜひご覧ください。

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