あなたの会社ではどんな選考フローを取り入れていますか?書類選考、数回の面接、そして内定。このような企業様が多いのではないかと思います。
では大手企業はどんなフローを組んでいるでしょうか?答えは数回の面接、そして内定。ほとんど同じなのです。
中小企業と大手企業両方とも受けていて、「もし大手と中小の両方受かったら絶対に中小は選ばれない」そう思われていませんか?
今回は選考フローを変えるだけで大手を蹴ってでも入社してもらえる方法をご紹介します。
魅力付けできる選考フローの変え方とは?
求職者によって、就活の背景は違います。
大手企業より中小企業の方が有利な点のひとつは、求職者ひとりに対して向き合う時間が多く取りやすいということです。
大手企業は応募数が多すぎて一人ひとりに向き合うことよりも効率の良さを重視せざるを得ないからです。
- 何に入社理由を渋っているのか
- どんなことを不安に思っているのか
- どうしたら不安や見えていない部分が解消されるのか
これさえ把握し、対策を取れば十分選ばれる可能性があるのです。
つまり、選考フローを変えるとは、求職者によって臨機応変にフローを変更するということです。
確かに手間が掛かりますが「ここまでするんだ」というところまでやらないと採用に弱い企業は勝てません。
具体的にどう変えれば良いのか?
実際に弊社が行っている例をご紹介します。
①現場の人達との関わりを作る
まず求職者が現場に対する不安を抱いていた場合です。
詳しい仕事内容や、人事では分からない専門的なこと、一緒に働くことになるチームのメンバーやその雰囲気など様々な不安が考えられます。
そんな時は、実際にチームのメンバーと関わる機会を設けて求職者自身の目で見てもらう事が効果的です。
②一日お仕事体験
もし現場に余裕があるなら、一日お仕事体験として実際に働いてもらうのもひとつの手です。またこの方法は就活生にも有効で業務内容やビジネスモデルに疑問を持っている場合もおすすめです。
選考時は求職者のスキルを見るのも大切ですが最も大事なことは「お互いにマッチするかどうか」です。
どれだけ優秀でも、会社に合っていなければお互いにとってよくありません。その点をお互いにしっかり見合うという意味では、一番効率的で分かりやすい方法ですね。
③家族との関わりを設ける
こちらは主に新卒の場合に行っています。内定者フォローとしてもおすすめです。
中小企業は求職者のご家族から「本当にそこで大丈夫なの?」と言われる場合もしばしば。近しい人からそう言われると求職者自身の不安を煽ることにもなりかねません。
「嫁ブロック」という言葉が生まれるくらい家族の反対があって入社が決まらなかった、ということがよくあります。
※嫁ブロックとは、妻の反対をきっかけとして内定を辞退されてしまったり、起業を断念ことを指します。
実際にお会いし、真摯に向き合うことでご家族の不安も求職者の不安も取り除くことが出来ます。
④課題の内容を変える
最後の具体例は、「企業側が採用したいと思っていて相手が迷っている」という段階よりも「企業側が迷っていたり決め手に欠ける」と感じたときの方が使いやすいでしょう。
選考をしていてすごく良い感じはするけれど、もっとこんなところが見たいと思ったことはありませんか?そんな時は見たいと思った部分が見える課題を出して判断すればよいのです。
従来の選考フローの型に当てはめる必要はありません。むしろ、求職者はひとりひとり違うのですから型のあるフローで見ようとすることの方が難しいですよね。
まとめ
このように求職者が入社をためらうような不安点、会社が判断する上で足りない点は選考の時点でゼロにしておきましょう。入社してからでは遅いです。
ここまで行っている企業は少ないでしょうし手間は掛かります。
しかし、もし自分が求職者ならここまでしてくれる企業に対して安心感や信頼を持ちませんか?
大企業と同じように選考するのは楽です。工数も少なく、効率も良いからです。ですが、それでは勝てません。細々したところに力を入れることで求職者と信頼関係が構築でき、採用に勝てるのです。
是非この記事を参考にあなたの会社でも選考フローを変えてみてください。