採用の教科書

【事例付き】SNS求人のやり方と3つのコツを解説【ソーシャルリクルーティング】

【事例付き】SNS求人のやり方と3つのコツを解説【ソーシャルリクルーティング】
  • 「ソーシャルリクルーティングとはそもそも何?」
  • 「他社がSNS求人用のアカウントをどのように運用しているか知りたい」
  • 「SNSで求人をやりたいから具体的なやり方やコツを教えて!」

という方に向けて記事を書いています。

ツイッターなどで企業公式アカウントがSNS運用をやっていて、自社でもSNSを使った求人活動をしたいが、「結局何をどうすればいいか分からない」とSNS求人の難しさに頭を抱えてしまうケースは多いです。

そこで今回の記事では、SNS求人初心者でも簡単にSNS求人のやり方が分かるように、ソーシャルリクルーティング(SNS求人)とは?から具体的なやり方、事例までまとめて解説します。

この記事を最後まで読めば「全くSNS求人をやったことのない初心者が、SNS求人を始める方法や具体的なコツ」が全てわかります。

上手くSNSを活用できれば、今まで届かなかったターゲットにもアプローチし、応募数を増やせるようになります。

SNS求人(ソーシャルリクルーティング)とは

Twitterをやる鳥

ソーシャルリクルーティングとは、TwitterやFacebook等のSNS(Social Networking Service)を使って採用活動をおこなう事です。SNSが一般化してきたことに付随して生まれた最近の採用手法です。

【今更聞けない】そもそもSNSとは?

インターネット上でコミュニケーションをとったり人間関係を作るためのインターネットサービスのことです。

お互いの発信した内容に対してコメントしたり「いいね!」というリアクションをしたりすることもできます。

個人間、または特定のグループを作って外部には内容が分からないようにメールよりも気軽にメッセージを送りあうこともできます。

ソーシャルリクルーティングは求人広告とは違い、費用が掛からずに無料でアカウント作成するだけで始められることから多くの企業が活用し始めています。

ソーシャルリクルーティングとダイレクトリクルーティングは何が違う?

採用方法について詳しく調べている方であれば、ダイレクトリクルーティングというものをご存知でしょう。

ダイレクトリクルーティング=ソーシャルリクルーティングのように感じますが、そうであり少し違います。

  • ソーシャルリクルーティング→SNSでの採用手法
  • ダイレクトリクルーティング→SNSに限らず様々な方法で求職者に対して直接的にアプローチする方法

つまり、ダイレクトリクルーティングの中の手法の1つがソーシャルリクルーティングだという事です。

求人に使えるSNSの種類と特徴

ソーシャルリクルーティングをおこなう前に、どのようなSNSがあるのか、また各SNSの特徴を理解しておきましょう。

媒体名 特徴 メインの
ユーザー層
ユーザー数
(10~60代)
Facebook 唯一実名登録がされるSNS。主に友人や仕事関係でのつながりが多い。 30~50代 2,600万人
Instagram 写真を投稿することがメインのSNS。写真で自分(自社)のイメージを作ったり伝えることが出来る。ストーリーズという機能で近況を報告できる。 10~20代 3,300万人
Twitter 140文字でつぶやく(ツイート)SNS。リツイート機能があるので情報を拡散されやすい。 10~30代 4,500万人
LINE チャットや通話をするための連絡用SNS。日常的に利用するため、情報を逃されにくい。 幅広い層 8,400万人

参考サイト:【2020年7月更新】主要ソーシャルメディアのユーザー数まとめ

どれも有名なSNSなので、ご存知だと思いますが、どの層がメインユーザーなのかというのは意外と知らない方も多いでしょう。特徴だけではなく、どのSNSで採用活動をすれば欲しい人材(ターゲット)が自社のアカウントを見てくれるのかということを知っておくと役に立ちます。

例えば、新卒を募集しているのに、Facebookで採用活動をしてもあまり効果がありません。であれば、InstagramやTwitterを使うなどの工夫が必要になります。

SNSで求人募集をする5つの手順

スマホ

では具体的にソーシャルリクルーティングをおこなう流れを説明していきます。

  1. ターゲットを決める
  2. 運用するSNSを決める
  3. 運用の方法・ルールを考える
  4. 実際に運用する
  5. 効果を見て改善

全体の流れはこのようになっています。以下で1つずつ見ていきましょう。

1.ターゲットを決める

まず初めにターゲットを決めます。新卒選考なのか中途なのかによって年齢層が異なるため、利用するSNSを変える必要があります。

すべてのSNSを運用すればリーチするユーザー数は増えますが、SNSの運用は時間と手間がかかるので、あまりそこにウェイトをかけられないのであれば、厳選する必要があります。

2.運用するSNSを決める

決めたターゲットから、どのSNSを運用するのが最も効果的なのかを判断します。

採用したい求職者層がどのSNSを一番見ているのか、どのSNSなら自社が伝えたい情報を伝えられるのかなどからも考えます。

3.運用の方法・ルールを考える

ターゲットとSNSを決めたら、どのようにコンテンツを作っていくのかという方針を固めます。

ただプライベートアカウントのようにツイートしたりしても、求職者は興味を持ちません。そのため求職者に対してどのように見られたいのか、何を見せたいのか。などを考えます。

またルールに関しては、ガイドラインを決めておくことが重要で、「このような自社ブランドを保つ」、「更新は9時から18時の間で1ツイート以上」など細かく決めておきます。特に複数人で運用をおこなう際は、担当者によって投稿内容に色の違いが出てしまうので、これも重要です。

さらに、いわゆる「中の人」をどうするのか考え、会社のオリジナルキャラクターを前面に押し出した内容にするのか、運用担当者の人間味を出していくのかなども運用方針を決める際にはないがしろにできない点です。

4.実際に運用する

運用の方向性やルールに従って実際に運用します。

更新頻度は高めの方が求職者の目にとまりやすくなるので、頻繁におこなうと良いでしょう。少なくても1日1投稿くらいはすると効果的です。

5.エンゲージメントを見て改善

しばらく運用していくと、ユーザーの反応によって投稿の良し悪しが見えてくるでしょう。

SNSにはエンゲージメントと呼ばれる投稿などに対するアクセス数などを確認できる機能(以下の写真はTwitterの場合)があります。その機能を利用することでユーザーの動きが分かります。

エンゲージメント少しバズるとこのような形で多くの方の目にとまります

いいね数や閲覧数が多い投稿はウケが良いと判断できるため、その投稿と同じテーマや方向性を増やしていこうという風に改善が出来ます。ユーザーの傾向によって運用内容を変化させていくという事です。

コンテンツを投稿する際の3つのコツ

Facebook

運用の流れが分かったところで、どんなコンテンツをどのように投稿していくのが良いか説明していきます。

投稿は頻繁に(1日1回以上)

まず、SNSの更新は頻繁におこないましょう。先ほどもお伝えしましたが、投稿は1日1回以上おこなうのが最低ラインです。

最終投稿が1か月前になっているだけで、「このアカウントは使ってないのかな?」と求職者から思われてしまう可能性もあります。

そうなると、せっかく自社のアカウントを見つけてもらえたのに、フォローしてもらえなかったりなど、チャンスを逃すことになってしまいます。

新鮮な情報が多ければ多いほど求職者からしても印象が良いので、更新は忘れずにおこないましょう。

求職者に有益なコンテンツを考える

毎日更新といっても、何でもかんでも投稿すれば良いわけではありません。

例えば、経営者がこんなツイートをしたらどうでしょうか。

ツイート風画面

こういう投稿を続けていれば社長の人柄が分かりそうという意味では、確かに良いかもしれません。しかし、これでは会社のことは分かりませんし、何より興味を持って自社アカウントを見に来た人にしか刺さらない内容になっています。

そのため、求職者から見て「おっ」と思わせるような有益なコンテンツを考えましょう。

社内のことに限らず、就活(面接や選考、自己分析の重要性など)に関するアドバイスを載せるなども良いでしょう。

写真や動画で会社の雰囲気を伝える

社内の雰囲気や社員の人柄に関して載せたいときは、SNSのメリットを生かして、写真や動画を載せましょう。

実際に会社に足を運ばないと会社の雰囲気は分かりません。そのため求職者からするとそういった写真や動画があることは非常に嬉しいものです。

どのようなオフィス、環境で仕事をしているのか。社内のイベントはどのようにやっているのか。ランチはどこで食べているのかなどです。また、部活制度がある会社では、その様子を載せても良いでしょう。

さらに、プライベートの写真を載せると、共通点を持った求職者は興味を持ってくれるかもしれません。

プライベートの写真を載せることにはもう1つメリットがあります。それはプライベートが充実している(ライフワークバランスが両立している)というアピールにもなることです。

もし定時退社を魅力にしているなら「定時で上がって趣味のフットサルをやっています」などの様子を後日写真と共にあげるなども魅力付けの方法です。

後日というのがポイントで、その日に投稿してしまうと、求職者からは「これも仕事なのか」と思われる可能性があるからです。そのため、あくまでも「趣味の写真を持ってきました」感を出すとプライベートの様子がよく伝わり、求職者からの印象アップに繋がるでしょう。

SNS求人の他社事例7選

あなたがソーシャルリクルーティングをおこなう際に参考になることを願い、他社の事例を集めてみました。全く同じように真似する必要はありませんが、上手くやるにはまず真似から入るのもいいかもしれません。

▼合わせて読みたい▼

【3分で分かる】フォローすべき採用系Twitterアカウント10選

採用担当者の方は、日々採用に関する情報を追うのに苦労しますよね。

そんな時はこの記事を参考に、フォローするだけで採用に関する情報を得ることが出来るツイッターアカウントをおさえておきしょう。

【経営者・管理職向け】と【人事向け】アカウントの2項目に分けてフォローするべきアカウントの情報をまとめています。

1.SHARP シャープ株式会社(Twitter)

SHARP シャープ株式会社

シャープは誰もが知っている大手企業ですが、中の人はそのような大手企業の堅苦しさを感じさせないツイートで話題になっています。

シャープの場合は、ソーシャルリクルーティングという意図で使っているようにはあまり見えませんが、自社の宣伝効果としてはかなり高いアカウントになっています。フォロワー数も約84万人と企業アカウントとしては非常に多いです。

2.三井住友カード(Twitter、Instagram)

三井住友カード

三井住友カードも有名企業ですが、中の人(先輩・後輩)のキャラを立ててツイートしています。

会社の最新情報をツイートすることもありますが、社内の様子や仕事の様子をツイートすることもあり、求職者には気になる情報が見れるようにもなっています。

ツイートに【せ】がついていれば、先輩のツイート、【こ】がついていれば後輩のツイートと見分けがつく工夫もしています。

三井住友カード

また、インスタグラムのアカウントもあり、そちらでは社員、内定者紹介などがおこなわれています。どんな社員がいるのかを言葉だけではなく、雰囲気からも感じることが出来るので、求職者からすると嬉しい情報の1つです。

 

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三井住友カード株式会社 新卒採用(@smcc_recruit)がシェアした投稿 –

3.株式会社LIG 公式アカウント(Twitter)

LIG

LIGはWeb制作をはじめとする複数の事業をおこなっている会社です。

LIGの公式Twitterでは、自社の採用情報以外にも、Web制作等に関する情報をツイート・リツイートすることで、自社の求職者が有益だと感じる発信をしています。

求職者がSNSで情報収集をしている際に、たまたまでも自社の発信している情報に興味を持ってくれれば、その発信から自社の採用サイトに来てくれる可能性もあります。

4.ましゅ@おニュースユニコーン(Twitter)

ましゅ

こちらはソーシャルリクルーティングではなく、SNSマーケティング(グッズ販売)ですが、キャラクターを前面に押し出した事例としてご紹介します。

ましゅというキャラクターが、日々のニュースを見て時事ネタに対して動画や写真と共にツイートをしています。「じゅん」と語尾に付ける癖があり、元々のルックスや動きの可愛さから、多くのいいねやリツイートを集めています。

フォロー数は多いですが、その2倍近くフォロワーがおり、フォローバック以外のフォロワーも多いことから戦略的には成功しているアカウントの1つと言えるでしょう。

5.サイバーエージェント 【新卒採用】(Facebook)

サーバーエージェント

Facebookの事例もご紹介します。サイバーエージェントはFacebookでのソーシャルリクルーティングをおこなっています。

投稿にブログを載せた時のサムネイルに関しては効果的で、パッと見た時にインパクトのあるもの作成しています。 文字だけではなく、おしゃれであったり目を引くサムネイルを工夫すれば、オリジナリティも出せて、他社のアカウントとも差別化できるでしょう。

そのため、採用ブログ等がある場合、それを載せれば自社サイトへのアクセス促進になり、応募者の増加に繋がる可能性があります。

ただしここでは注意が必要で、ただのブログ更新通知アカウントになってしまうと見ている人にはあまりメリットが無いので、フォローしてもらえる可能性が下がります。

やはり、このアカウントからしか得られない情報が出せると、見る側はそこに価値を感じてフォローしてくれます。

6.NTTドコモ新卒採用(Facebook)

NTTドコモ

ドコモにもFacebookに新卒採用アカウントがあります。

今まで紹介してきたアカウントと同様に、もちろん自社の採用情報を載せています。さらに、どんな仕事をしている会社なのかや、先輩と後輩社員が対談する内容を投稿し、求職者が気になるような内容を発信しています。

しかし、最近はあまり投稿が無いので活動は停滞気味です。

7.インフラ業界の事例

インフラ業界はあまりフォロワーが増えにくいと言われている業界ですが、「#工場萌え」というハッシュタグを使って自社のアピールをする会社もあります。

業界によっては異なりますが、ハッシュタグでバズらせるという手も戦略の1つです。自社発信のオリジナルハッシュタグが流行れば、そのおおもととして認知してもらえる可能性も生まれます。

飲食業界ならインスタグラムでハッシュタグと共に自慢の料理の写真をアップするなど、自社の業界によっても宣伝、運用の方法を考えてみましょう。

ここまでで、ソーシャルリクルーティングのやり方、コンテンツの考え方に関しては理解できたかと思います。では最後にソーシャルリクルーティングのメリットデメリット(注意点)に関して説明します。

SNSで求人をおこなうメリット

スマホを眺める人

このページをここまで見ている時点でソーシャルリクルーティングへの熱意は高まってきていると思いますので、このメリットを理解し、さらに効果的なSNS運用をおこなってみてください。

無料で情報発信が出来る(採用コスト削減)

無料で使えることによる採用コスト削減というメリットはかなり大きいのではないでしょうか。

もちろん運用するための担当者の人件費はかかりますが、それでも求人広告を出すよりはコストがかかりません。

また、求人広告を出しても応募が来ないという採用に困っている中小企業には向いています。なぜなら、広告を出しているのに応募者が来ないという損が無いからです。

SNSで発信しているだけなら追加でのコストはかかりません。

企業のイメージ作りが出来る

企業にはホームページがある場合が多いですが、そのホームページだけで求職者が企業を理解することは極めて困難です。

そのため、SNSで社内や社員の写真等を投稿したりすることで、タイムリーで印象的なイメージを作ることが出来ます。

また、投稿内容が印象的だったり画期的で上手く拡散されれば、「面白い会社かも」と思ってもらえます。SNSでの印象が良ければ、それが結果的に会社の良いイメージにも繋がり、応募数も増える可能性があります。

求職者と直接コミュニケーションが取れる

やはり、求職者と直接コミュニケーションを取れるというのが、ソーシャルリクルーティングの強みでしょう。

普通は面接などでしか直接1対1で話す機会はありませんが、SNSのメッセージ機能を使えば、ラフな感覚でお互いコミュニケーションを取れます。

求職者側からしても、気になることをメールや電話で直接問い合わせるのは非常に勇気がいることですが、SNSでのメッセージであれば、多少落ち着いて質問が出来るので、人柄が分かりやすいなどお互いにメリットがあるでしょう。

SNSの投稿内容で求職者の人柄が分かる

メッセージ機能のやり取りでも人柄を知ることはできますが、ソーシャルリクルーティングの大きなメリットは、相手のアカウントを見るだけで相手のことを知れるという点です。

相手の普段の投稿を見て、どんな考えを持った人なのか、どんな性格の人なのかが垣間見えます。そのため、わざわざ相手と直接時間を共有しなくとも相手を理解できるのがメリットです。

情報が拡散される可能性がある

これは特にTwitterですが、もし多くの人が共感、面白いと思ってくれる投稿が出来れば、それがリツイートにより拡散され、多くの人の目に触れる機会が出来ます(Twitter以外でもリンクが共有されれば拡散可能です)。

それにより新しく自社に興味を持ってくれる求職者が現れます。

つまり、SNSを利用することで、今まで自社の存在を認知していなかった求職者にも知ってもらうことが出来ます。

また求職者が、必ずしも自社が求人広告を載せている媒体で就活をしているとは限らないので、今までアプローチできなかった求職者へのアプローチをするきっかけにもなります。

SNS求人をおこなうデメリット(注意点)

悲しむ女性

ソーシャルリクルーティングには前述したようなメリットがありますが、デメリットと注意点もありますので、合わせて把握しておくと運用時に役立つでしょう。

炎上のリスクがある

基本的にはあまり炎上するということはありませんが、極端な例でいうと、世間の意見とは反対を行くような政治的発言などは炎上の可能性があります。

多くの人がそうは思わない、間違っていると思われるような内容を発信してしまうとネットユーザーの攻撃対象になりかねません。

そのため投稿内容にはガイドラインを設けたり、投稿する前には一度誰かに見てもらい、この内容で投稿しても問題が無いかを確認する必要があります。

ネットに情報発信する際は、その文章、写真が永遠に残ってしまう可能性もあり、それによって自社のイメージが下がってしまっては元も子もありません。

SNSで炎上したわけではありませんが、私は、過去に都から是正勧告を受けた10年前の事実がネット上に残ってしまっている企業を知っています。

ここではその具体的な会社に関する言及は控えますが、残ってしまったネット上の情報は簡単には消せないという事です。SNSを更新する際は必ず内容の確認をして最悪の事態に陥らないように注意しましょう。

ただ、最初にお伝えしたように、普通に投稿していれば炎上というものは起こらないので、ポジティブに会社を宣伝する気持ちで頑張りましょう。

定期的な発信が必要(時間と手間)

SNSは定期的に更新しなければいけません。ユーザーは多くのアカウントをフォローしているため、タイムライン上には自社のアカウント以外にも何百というアカウントのツイートが流れていきます。その中で埋もれてしまっては、せっかく考えたツイートも意味がありません。

そのため定期的な更新を心がけ、多くの人に届くようにしましょう。

また、時間帯を工夫すると求職者の目に留まる可能性が上がります。

例えば、経営者は朝早起きをする方が多いので、そういった方向けには朝早くツイートする。学生向きにツイートをするなら、お昼休みや4限終わりの時間などにツイートするとTwitterを見ている可能性が高いです。

そのため、更新頻度と共に、ターゲットによって更新時間も考えると良いでしょう。

フォロワーが少ないと効果が薄い

いくら有益な情報を発信しても、拡散してくれるフォロワーがいなければ、多くの人の目にとまることは少ないです。

始めはフォロワーが少なく、なかなか成果が出ないかもしれませんが、長期的に続けていくことでフォロワーが増えていくかもしれません。

ただし、ハッシュタグやキーワードで検索して引っかかる場合があるので、フォロワーが0だから全く誰にも見てもらえないわけではありません。

成功法が無い

ソーシャルリクルーティングが難しい理由の1つにこれがありますが、SNS運用は各社の知名度や事業内容、環境によって戦略が異なるので、これをやれば必ず成功するという方法がありません。

大企業であれば必ずフォロワーが増える、中小企業では増えないというわけでもありませんので、自社に合った戦略、運用方法を見付けるしかありません。

そういった意味でも、自社に合った運用方法を開拓していくために長期的に運用する必要があります。

SNSでの求人は中小企業こそ取り入れるべき!

今回はソーシャルリクルーティングのやり方、事例、メリット・デメリットに関してお伝えしてきました。

これといった成功法が無い難しい採用手法ですが、地道にコツコツ取り組むことで成果はきっと出てきます。

特に、中小企業ではソーシャルリクルーティングを取り入れるべきだと考えます。大手企業であれば、ある程度名前で検索されて求人サイトなどに求職者がアクセスしますが、中小企業が名前で検索されることは残念ながらあまりありません。

そうである以上、求人広告で目立ったり、大きなイベントに参加しなくてはいけません。

しかし、そのような活動には大きなコストがかかります。ですが、ソーシャルリクルーティングにはコストがほぼかからないので、取り組みやすく失敗してもリスクがありません。また、企業の知名度ではなく、コンテンツの面白さで勝負できるので、ある意味有利です。

やり方次第で採用活動が活性化するソーシャルリクルーティングをぜひ取り入れてみてください。

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